つながる∞ひろがる♥ ゆうこりんの自由な子育て幸縁会
つながる∞ひろがる♥
ゆうこりんの自由な子育て幸縁会
―― 丹所 優子さん・健輝くん
文=多田 修(株式会社マルモット)この記事は「マルモット新聞96号」を再編集したものです。
お腹にいる3人目の子が心臓に疾患があることが発覚したのは妊娠8か月。体幹機能障がいと心疾患を患ってこの世に生を受けた健輝(げんき)くんが1月17日に9歳の誕生日を迎え、母丹所優子さんの新たな夢ができました。
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「生後1か月半後にやっと退院できたものの、ミルクの飲む量が少なくみるみる痩せ細り、泣くと呼吸困難で真っ青になるので夜中も寝られませんでした。いつ亡くなってもおかしくない我が子と24時間一緒にいるのはしんどく、精神的に追い込まれた私は、次第に“げんちゃん”を愛することをやめてしまいました。愛さえなければいつ亡くなっても心の負担は軽いかなと思いました。
生後1年、不思議な出来事がありました。親しい居酒屋のママさんの前にげんちゃんが現れて訴えかけてきたと言うのです。
『げんちゃんは全部わかっているよ』そうママさんに悟られて初めて自分がしてきた愚行に気付き、反省とともに我が子を愛しく思えるようになりました。
子への愛情を捨てた私にげんちゃんは他人を介してメッセージを送っていたのですね。3歳半ば、療育園に通うようになると先生たちから『この子すごいよくわかっているよねー』と居酒屋のママと同じことを言われました。
まるで『ぼく、ママのこと分かっているからママも分かってよ』と伝えているかのようでした。間違いなくげんちゃんには不思議な力が宿っている。げんちゃんは私自身を投影してくれて、私がしんどければげんちゃんもしんどいし、私が元気になればげんちゃんも元気になる。私が幸せなら、げんちゃんもきっと幸せになれるんだと確信しました。
小学校は支援学校という選択肢もありましたが、姉ちゃんたちの希望で地域の小学校へ通いました。子どもたちの理解は大人より早いです。お友達がたくさんでき、みんな『げんちゃんは可愛いなあ』と言って、いっぱい触ってくれて遊んでくれます。できないところは手助けしてくれます。
昔はよく障がいの子を持って大変、かわいそうと言われましたが、今ではほとんどの方から楽しそうって言われます。かわいそうって思っていたのは昔の自分自身であって本当は幸せなんです。大変なのは子育ても一緒。手のかかるところが違うだけ。 そんなことを同じ障がい児を持ち悩んでいる人たちやそうでない人たちにも伝えたい、幸せなご縁が繋ぎたい思いで、一昨年より『幸縁会』やランチ会を主催しています。昨年は学校やデイサービスで幸縁(講演)させていただきました。近い将来、障がいをもった子の代弁やしんどいママたちのヒーリングなど、癒しのサロンをげんちゃんと一緒に開業するのが私の夢です。
『つながる∞ひろがる♥ゆうこりんのジブンを地球を楽しむランチ会』、『幸縁会』、『花姫の占いカードリーディング』、『障がい児ホースセラピー体験』受付中!
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